虚像の道化師

高柴です


東野圭吾さんの「虚像の道化師」を読みました。

虚像の道化師 (文春文庫)

虚像の道化師 (文春文庫)

面白かったです!!
ガリレオシリーズでは久しぶりの短編集。このシリーズは短編でも中身が濃くてとても満足感があります。
今回は、女性刑事の内海さんの出番は控えめ。湯川先生の同級生草薙刑事が大活躍します。草薙刑事のファンとしてはとてもうれしかったです。
こう、同級生ならではというか、草薙刑事に湯川先生が適度にぞんざいな対応をするのが好きです。
短編は7つあるんですが、どれも読みごたえがありました。最後までオチがわからなくて、意外な結末にホロリとしたりゾッとしたり。さすが人気シリーズなだけあって、レベルが高い。というか、東野さんのレベルが高い。東野作品に対する期待はおそらくみんな高いと思いますが、その期待にきっちり応えてくれる作家さんだなぁと思います。