二塁手革命

高柴です


広島東洋カープの菊池選手が出した「二塁手革命」を読みました。

二塁手革命 (光文社新書)

二塁手革命 (光文社新書)

面白かった。ファンなら買って損はなし。
今までに出たいろんな雑誌の特集に載っていた情報とかぶる部分も多々ありましたが、一冊の本として読むことでまとめて理解できるかもしれません。
菊池選手の率直な人柄がよく出ていて面白かったです。わりと今のカープのベテラン選手はのんびりした人が多いので、菊池選手はかなりやりやすいだろうなと思いました(笑)後輩のことをよく気にかけているみたいで、そこも菊池さんらしいなと。堂林選手が特に気になるみたいですね。タイプが全然違うから、余計に気になるのかもしれません。
菊池選手は、とにかくよく考えて野球をしているイメージでした。守っているときはバッターのタイプやピッチャーが投げる球によって守る位置を常に変えたり、攻撃のときはピッチャーをよく観察して癖を見抜いたり。とにかくずっと考えているイメージ。でも、それは確かにそうなんだけど、本当に球が飛んできた瞬間や打つ瞬間は余計なことは一切考えていないことがわかってとても興味深かったです。常にシンプルに。それが菊池選手のやり方。
そして、心のコントロールがやはり上手。彼のプレーを見ていても思います。たとえば、エラーをしたとき。他の選手はエラーをするとやはり気にして、次の打席では絶対打つ!!みたいな気負いを感じることがありますが、菊池選手は即忘れてる。見ていてそう感じますが、実際やはり気にしていないようですね。でも、それが許されるというか、それでこそ菊池選手!!みたいなところもあります。
不思議と誰からも愛されてしまう。そんな人だから、野球の神様にも愛されて楽しくプレーしているのかもしれませんね。
とにかく野球が好き!!それがすごく伝わってきて、うれしくなりました。やはり、ファンは選手たちに楽しくプレーしてほしいんですよね。選手たちが楽しそうだと、それだけですごくうれしくなります。どのスポーツもそうだと思いますが、プレーするほうも応援するほうも楽しく!というのが最大の魅力なのかもしれません。