軍師官兵衛第45回｢秀吉の最期｣

高柴です

大河ドラマ軍師官兵衛第45話｢秀吉の最期｣の感想です。
官兵衛に朝鮮行きを止められた次男の熊之助は、太兵衛の嫡男吉太夫を伴って無断で朝鮮へ渡ろうとするが途中で船が転覆。帰らぬ人となる。
数ヵ月後、糸に待望の第一子が誕生するが後継ぎの男子ではなく、女の子だった。初孫誕生に光は喜び糸を優しく祝福するが、糸は男の子でなかったことを気に病みふさぎこむ。
そのころ、伏見の秀吉の衰えは隠すことができぬほどになっていた。秀吉は官兵衛を朝鮮から呼び戻し、官兵衛の手を取って秀頼と豊臣家を頼むと懇願するが、官兵衛はその手をほどく。驚く秀吉に、官兵衛は天下人はその器を持った者がなるだろうと告げる。そして、自分の夢は秀吉のもとで平和な世を築くことだったと語り、秀吉は自分が官兵衛を失望させていたことに気付く。
秀吉の死の知らせを聞き、家康はやっとそのときがきたと動き始める。官兵衛は、これから再び世は乱れることを覚悟する。

前回も思ったけど、太兵衛の槍さばきがスゴイ。もちろんそれらしく見えるように指導されているんでしょうけど、あんなに大きなものをちゃんとそれらしく振り回せるのがスゴイ。ものすごく練習されたんだろうなぁ。
熊之助くん、行くなら一人で行かなきゃ。吉太夫くん巻き込んじゃダメだろ。官兵衛に太兵衛が頭を下げるシーンがすごく切なかった。顔を上げられない父親としての太兵衛にぐっときました。
熊之助の死を受け入れられない光に、官兵衛が真正面から向かっていってて夫婦っていいなと思いました。本当にいろんな悲しいことや苦しいことをこの二人は一緒に乗り越えてきたんだなぁ。
秀吉の迫真の演技がもう見られないと思うと寂しい。ちょっとくどいときもあるけど、それでも好きだな。やたら触りまくるのはスキンシップが多かったという秀吉の演技なのか癖なのか。でも官兵衛の頭は触りたくなるよねっ。気持ちはわかる。
官兵衛が、秀吉は信長にこだわりすぎたと指摘していましたけど、それも確かにあっただろうな。タイプが全然違うのに、信長が理想すぎて、なんとか真似したくて失敗していたと。秀吉は信長に認められる男だったんだから、もっと自信を持つべきだったのかも？しかし、皮肉ですよね。秀次を殺さなかったら、秀頼も死ななかったかもしれない。秀吉は秀頼を守ろうとして、秀頼を守ってくれる者たちも死なせてしまったのかもしれません。歴史って本当に紙一重というか、面白いです。
徳川家家臣ズが、やっと秀吉死んだか！！みたいなノリで笑ってしまった。そりゃ、あの人たちから見たらそうだよね。いよいよこれからは彼らが主役。官兵衛も頑張って！