宇宙兄弟21巻

高柴です


宇宙兄弟21巻の感想です。

宇宙兄弟(21) (モーニング KC)

宇宙兄弟(21) (モーニング KC)

今回も面白かったです。
以下、あらすじと感想。ネタバレ注意。




ゲイツ氏がムッタたちジョーカーズではなく、フライト経験のある宇宙飛行士が揃うボルツを次の月ミッションに任命するつもりだと知ったムッタは、ゲイツ氏に直談判に行く。
ISSの維持費増大に嫌気がさしていたゲイツ氏は、気まぐれでムッタに2ヶ月以内に1億ドルの経費削減案を持ってきたらジョーカーズに任命をしなおしてやろうと言う。
1億ドル削減は途方もない話だが、ムッタたちジョーカーズはこれをチャンスととらえ、前向きに案を出していく。
そんななか、ISS廃止の動きが起こる。中心にいるのはもちろんゲイツ氏で、1億ドル経費削減に知恵を絞るムッタたちに、ISS廃止の署名活動を命じてくる。さらに、ライバルであるボルツにも同じく署名を集めさせ、多く集めた方に月ミッションを任命すると言いだす。
次にISSに乗るのはせりかと絵名。ムッタの同期であり、大切な友人たちだ。特にせりかはISSにすべてを懸けている女性。しかし、ムッタにとって月でのシャロン展望台建設はシャロンとの約束であり、彼の夢でもある。
ゲイツ氏の言葉に動揺しつつも、ムッタは最初の約束の経費削減に取り組む。協力してくれるのはこれまでムッタが関わってきたたくさんの「スペシャリスト」たち。多くの人の協力を得てムッタの計画は進む。
一方、ISS廃止の動きを知ったせりかは、ムッタたちジョーカーズも署名を集めていると知りショックを受ける。信じたくないせりかは絵名とともにムッタに直接会って話を聞こうとするが……。
2ヶ月後、ゲイツ氏たち上層部の前でプレゼンをする機会が与えられたジョーカーズは、ムッタが中心になって1億ドルの経費削減案を出す。しかし、それはまだまだ未完成な案で、そこをゲイツ氏に突かれてはね返され、集めた署名を提出するよう言われる。
ジョーカーズとISSの運命は?
で、次巻!!



ムッタってほんとにほんとにいいヤツだなーと。もう何度目かわかりませんが、今回もそう思いました。最初の方に比べるとびっくりするくらい強くなりましたよね。何を言われても、どんな障害にぶちあたっても絶対に諦めないという姿勢に感動します。そしてそんなムッタを支えてくれるスペシャリストたちがカッコイイ。彼らもムッタが努力して信頼や友情を勝ち得てきたんですよね。ほんとによくがんばったんだな〜ムッタ。
シャロンとせりかさんのシーンもよかったです。どちらもムッタが大事に想うだけあって素敵な女性たちです。シャロンがムッタが設定している携帯の着信音をばらすのが楽しかった(笑)あれ絶対シャロンのお茶目心だと思うんですが。
せりかさんの登場も多かったしムッタはかっこよかったし泣けたし笑えたし、今回も大満足でした。




高柴