鋼の魂〜僕僕先生シリーズ〜

高柴です


僕僕先生シリーズ第6弾「鋼の魂」を読みました。

鋼の魂―僕僕先生

鋼の魂―僕僕先生

率直に言ってちっとも面白くありませんでした。
読んでいても気が散って仕方がなく、全然進まなくてイライラしました。
前の話もイマイチだったし、そろそろ読むのをやめます。
なんでもっと王弁中心にしないんだろう。王弁が七転八倒するのが楽しいのに。ヘタレキャラだけど、妙に打たれ強いところがあって、酷い目にあっても立ち直れるのがいいですね。
簡単にあらすじ
王弁たちが旅の途中立ち寄った程海は豊かな土地だったが、大国の唐と吐蕃、そして近年勢力をのばしてきている南詔に挟まれ、身の振り方に悩んでいた。そんな中、唐が裏で操る南詔が程海に兵を送ってくる。
程海を治める馬銀槍はすでにバラバラになっている味方の兵たちをなんとかひとつにまとめようとするが、うまくいかない。
そこで王弁は、程海の神に力を借りることを提案する。その神とは「鋼人」と呼ばれている大きな力を持つ「宝」だとされていたが…。


ざっくり言うとこんな話。けれど、本筋とは関係ない話にうだうだページをさいているため、肝心の鋼人の部分とか数ページで終わってしまいます。もう何がしたいのかよくわかりません。
とりあえず、冷酷非情な劉欣と純粋無垢な蒼芽香の交流を描いて劉欣の人間らしいところを読者に見せたいのかなぁと思いました。が、劉欣ってあんまり表に出ずに裏でちょこちょこ活躍してるくらいがちょうどいいキャラかもなと思いました。いいキャラではありますが、やっぱり主役はきっちり王弁であってほしいかな。
読み終わってホッとしました。



高柴