ONE PIECE 65巻

高柴です


ワンピース65巻の感想です。第637話から第646話まで収録。

ONE PIECE 65 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 65 (ジャンプコミックス)

以下、ネタバレあり。



カバーの作者コメントは「やったことのないゴルフについて」
扉絵の世界の甲板からシリーズは、ドラム島、アラバスタ王国、猿山連合軍、ジャヤ、スカイピア。
みんな元気そうですがアラバスタのコブラ王が病気とか。ちょっと心配。あとは最後にワンピース15周年企画のお知らせが3つ。
フィギュア、ゲーム、原画展です。原画展は六本木。全国まわってくれたらいいのになぁ。


情報はそんなかんじ。


ではあらすじ。ネタバレ含みます。ご注意


ルフィはホーディを圧倒する。しかしそんな戦いのさなか、デッケンがしらほしに向けた巨大船「ノア」が彼らの上空に姿を現わす。
ノアが島のシャボンを割ってしまうと水圧で居住区は吹き飛び、人間たちは溺れ死ぬことになる。島全体の壊滅の危機だ。
デッケンの標的は自分だと知るしらほしはノアの島への衝突を避けようと一人で島のシャボンの外へ向かう。
自分も巻き込まれるところだったことに気付いたホーディは怒り狂ってデッケンのもとへ。ルフィと王子たちもしらほしを追う。
そのとき王子たちは父ネプチューン王からノアを傷つけないようにと命じられる。
「ノアは数百年前に“偉大なる人物”と交わされた約束の日を待つ船だから」と。
ホーディはデッケンをあっさり倒し、結果的にデッケンの能力が無効に。ノアは再び魚人島にむかって落下を始める。


ルフィを信じる仲間たちはそれぞれの2年間の成果をのびのびと発揮。危なげなく勝ち星を積み重ねていく。
一方、海の中という不利な条件のもと、ルフィは再びホーディと対峙。
同時にホーディに歯がたたなかったフカボシ王子はホーディの“正体”を悟る。ホーディはある意味無理やり“つくられた”化け物であると。ホーディは幼いころから人間への恨みを刷り込まれていた。そのため自身の経験に基づかぬ怨念にとらわれている。そしてそれはあまりに強固であまりに彼と一体化してしまっていた。
それは自分たちのせいでもあると悔いるフカボシは、ルフィに魚人島をゼロに戻してほしいと懇願する。
ノアという「歴史」を壊してもかまわないから魚人島を守ってほしいと。
ルフィはノアを止めることができるのか?
次巻に続く!



バトルはさくさく進んだ印象。余裕のある一味の戦いっぷりがとってもカッコイイ!
また新しい気になる言葉が出てきました。
“偉大なる人物”
素直に考えるとロビンが求める「空白の100年」の時代に関する人なのかなぁと。
フカボシ王子がホーディの“正体”云々と言いだしたときはドキドキしましたが、ああそうきたかーなオチでした。
現実社会でも見られることですね。子供というのは純粋ですから、大人の主義や主張に容易く染まります。
ホーディたちにとっては人間たちを憎むことこそが自分たちの人生でありすぎたために、今さらそれを否定するわけにはいかないのでしょう。今までの自分のすべてを否定することになりますから。
魚人島はむなしく哀しいエピソードがメインだったなぁとしみじみ。まだ終わってませんけど。




高柴