宇宙兄弟15巻

高柴です


楽しみにしていた宇宙兄弟15巻の感想です。

宇宙兄弟(15) (モーニング KC)

宇宙兄弟(15) (モーニング KC)

予想通り今回はヒビトが主役。ムッタはほとんど出番なし。でもすごく面白かったです。では以下あらすじ。ネタバレあります。



ロシアにパニック障害のリハビリにやってきたヒビトの訓練はロシアの英雄でもあるベテラン宇宙飛行士イヴァンが担当してくれることになっており、ヒビトはさっそく彼からヒビチョフという愉快なあだ名をつけられ、リハビリを開始する。しかしヒビトは自分で感じていた以上に重症で、いつも快活な彼でさえも深く落ち込む。
そんなヒビトを気に掛けるイヴァンは自分の家族にヒビトを紹介し、訓練以外でもヒビトの世話を焼く。
イヴァンにはオリガというバレエダンサーを目指す娘がいる。外見はおとなっぽいが実は15歳の彼女は日本で人気のヒビトをモデルにしたウサギのアニメMr.ヒビットの大ファンで、ヒビトに憧れている女の子。父親がヒビトを家に連れてきたことに興奮するが、ヒビトに子供だと思われたくないオリガはアニメのファンであることを隠しながらヒビトに近づく。しかし自分のことでいっぱいいっぱいなヒビトになかなか興味を持ってもらえない。
イヴァンの訓練すら受けられないほどどん底に沈んでいたヒビトはある日、イヴァンに酒に付き合うように命じられ、酒場でオリガの10歳までのバレエレッスンを記録したDVDを渡される。そして翌日のオリガのダンスコンクールの舞台を撮影するように頼まれ、ヒビトは帰宅後DVDを見る。
そこにうつっていたのは、失敗ばかりしてすぐにいじけては怒られる幼き日のオリガの姿だった。結局、10歳までオリガは何もできないままで、そこでビデオは終わっていた。しかしヒビトはビデオの中のオリガに興味をもつ。
翌日、ヒビトがみた舞台はなんとオリガが主役だった。軽やかに美しく舞うオリガにヒビトは驚き素直に感動する。
オリガの舞台を見たことで少し気持ちが上向いたヒビトはイヴァンのユニークな訓練をこなしていく。
そうして少しずつイヴァンとヒビトの努力が実を結び始めたころ、NASAからヒビトにあまりにも非情な連絡が入る。ヒビトの周りの人間たちが彼のために隠してきたパニック障害のことが上層部の耳に入り、ヒビトを聞こえのいい閑職に追いやることが決められてしまったのだ。すぐにロシアでの訓練を打ち切ってヒューストンに戻るように言われ、イヴァンとオリガはショックを受けるが、ヒビトはまたオリガに会いにくると心に誓ってロシアをたつ。
ヒューストンで自分のデスクに案内されたヒビトは無力感に襲われるがロシアから届いた荷物を見て何かを決意する。
そのころ、ムッタは月を目指す訓練に参加できることになった。その訓練はケンジや新田も参加しており、ムッタは喜ぶ。
そしてNEEMO訓練、つまり仮想月面基地でのシミュレーション生活の訓練に臨むことになる。
次巻へ続く。


こんなかんじで、ヒビトメインでした。
しかし作者はなんで愉快でカッコイイオヤジと可愛い女の子がこんなにうまいのか…。もうイヴァン・オリガ父娘最高です!バヤイ(笑)特に女の子はいつもちょっとだけカッコ悪くてそこがとても好きです。オリガ可愛いほんと可愛い。せりかさんも可愛いし、本当に宇宙兄弟いいなー。好きだなー。
まぁそんなわけで女も惚れるオリガが大活躍な15巻、ヒビトは大変なんだけど決して暗くならない展開がよかったです。すべてが簡単にいかないところもまたよし。
次巻は久しぶりにムッタの訓練が見られそうでわくわくしますが、予告に不穏な文字が。ムッタとケンジにいったい何が?ケンジ好きなので出番があるのは嬉しいですが少し不安。でも楽しみです。




高柴