宇宙兄弟14巻

高柴です


宇宙兄弟第14巻を読みました。以下ネタバレあります。

宇宙兄弟(14) (モーニング KC)

宇宙兄弟(14) (モーニング KC)


あらすじは
ムッタに提示されたバックアップクルーの席はISSでのミッションだった。宇宙には近いが月からは遠ざかる道。シャロンとの約束を早く果たしたいムッタは自分の代わりにせりかさんを選んでほしいと室長に頼み、辞退する。
室長からの破格の提示を蹴ったムッタは月面で使われるバギーやローバーの開発部署にまわされる。月でヒビトと谷に落ちたバギーは落ちた衝撃でいくつか故障をしていたらしく、開発部は上から「落ちても壊れないバギー」か「落ちないバギー」を作るように指示され、解決案を出せなくて困っていた。ムッタはクビになった自動車開発会社員時代に自分が提案したプロジェクトのことを思い出す。
一方ヒビトは月での恐怖体験が原因でパニック障害を抱え込んでいた。ムッタと一緒に月に立つという目標のため、彼は自分の症状をムッタに隠してロシアへと旅立つ。
「落ちないバギー」の企画は通ったが、ムッタはまだ月訓練への参加を許されずにいた。実は室長がヒビトのことを思ってのことだったのだが、シャロンの病状の悪化を感じてムッタはあせる。そんなムッタが室長にアピールするために考えだした裏技とは?



みたいな話でした。技術者ムッタが大活躍でした。ケンジとせりかさんもちらっと出番ありました。相変わらずせりかさんは可愛い。でもヒロインはシャロンでした。彼女のシーンはどれもぐっときました。ヒビトも苦しそうなんですが、なんとなく彼はなんとかするだろうみたいな気持ちがあります。次巻はヒビトがメインかもしれませんね。
今回は前巻ほどのスピード感とか爽快感はないのですが、楽しく読めました。バギーの改良にあまり時間がとられなかったのもよかったですし、改良案も面白かったです。
でもだんだんキャラが多くなってきてしかも外国人の名前なのでなかなか覚えられず、この人誰だっけ…というのが増えてきたような気がします。顔も似てるし。

いつもみたいに爆笑するようなギャグがなかったのだけが残念でしたが、満足です。



高柴