宇宙兄弟13巻

高柴です



宇宙兄弟13巻が出ました。
まずコレを言っておかねばなりません。


宇宙兄弟映画化おめでとうございます!!



…で、なんでムッタがオ.グ.リ.シ.ュ.ンくん??(すみません検索よけです)そりゃたしかに大.泉.洋さんとかは逆にハマりすぎて面白くないかなーとも思いますが。綺麗すぎると思うんだけど。私たちが愛するムッタはときどきハッとするくらい男前に見える奴なんであって常にイケメンのムッタはもうムッタじゃない…。
ちなみにヒビトは岡.田.将.生くん。こっちもまたエライ綺麗な人もってきたなー。あのかわいい悪戯っ子っぽさを岡田日々人は出せるのか…。
まぁ外見とかはそれっぽくできるかもしれませんけど、ストーリーはどうなるんでしょう?
原作全然終わる気配ないですけど、どういうラストにするのかなぁ。ムッタが宇宙飛行士になるまでとかかな?
公開は来年らしいのでまた公開が近づいてからソワソワしたいと思います。


さて、13巻の感想です。ネタバレ含みます。







今回はムッタの飛行訓練がメイン。ムッタの教官はデニール・ヤング。最初の30秒しかおいしくないキャンディを常に持ち歩いて30秒で吐き出していたあのオジサンです(笑)7人の教官の中では最も「ランク」の低い教官ですが、物語としての当然のなりゆきでムッタの専属教官に。確かに人気はないけれど、それは彼の訓練についていける訓練生がほとんどいないから。個性的な彼の訓練はムッタを順調に鍛えていきます。ちなみにヒビトも彼の教え子。
そのころヒビトは日本に一時帰国。すっかりスターになっていてしかも変なヒビトグッズまで作られていて軽く引くヒビト。なんか日本のマスコミってバカだよねと言われている気分でした(笑)ヒビトは忙しいスケジュールをこなしながらもシャロンを訪問する。シャロンの病は確実に進んでいるが、彼女は少しも負けることなく病に立ち向かっていた。
というかんじだったかな。ムッタとデニールがメインでヒビトとシャロンのエピソードがちょこちょこ入ってて、せりかさんとケンジたちの出番はほとんどありませんでした。せりかさんとケンジが好きな私としては少し寂しいですが、ムッタの飛行訓練が面白すぎたので読み終わるまで彼らのことを忘れていました(笑)そういえばあんまり出番なかったな、みたいな。デニールがねーもう最高なんです。こんなオモロイ教官いても良いのか?ってくらい面白い。そしてデニールのしごきに最初は悪戦苦闘しつつもついていってしまうムッタはやっぱりカッコイイ!久しぶりに文句なしにカッコイイムッタを見たような気がします。
シャロンのシーンは切なくなりますが、全体的に爽快感のある話でした。
ちなみにこの巻でムッタたちは正式に宇宙飛行士となります。一気に話が進みました。次巻からどうなるのかなぁ。楽しみです。

宇宙兄弟(13) (モーニング KC)

宇宙兄弟(13) (モーニング KC)



以下、ネタバレっていうか読んでない人には意味不明だから読んだ人だけ見てください。そして一緒に肩をバンバンたたき合いましょう。







今回、一番泣きそうになったのはムッタからのキーボードを見たときです。やっぱりムッタ好きです。というかこの兄弟が好きです。
ヒビトグッズには笑いました。最初、なんでウサギ?と思いましたが、そういえばピョンピョンしてましたね彼。かなりマスコミを皮肉ったかんじで面白かったです。確かにこういうことよくあるかも。でもさすがにアニメ化まではしないよね?
そして思いっきり紅の豚にされてたデニールで爆笑。たしかにもうあの豚にしか見えない。「飛べない豚はただの豚だ」は秀逸なセリフだと思います。そしてこのセリフが“To be or not to be”レベルの常識になっている日本はとても住みやすい国だと思います(笑)日本人は大変ですね。千年前の短歌から現代のアニメ映画のセリフまで網羅していないと漫画のギャグにもついていけないなんて。なんて素晴らしい国なんだろう…。
“It's a piece of cake”が効果的に使われていましたね。それもとてもよかったです。シャロンはやっぱり素敵な女性だなぁ。そして彼女を常に思いやる南波兄弟がまた男前。
最近話のペースが遅くなったなぁと思っていたのですが、この巻はまたスピードがあがったような気がします。もうアスキャンとしての訓練終わったし。このまま突っ走ってほしいな〜。

とにかく笑って少しだけ泣けたとっても面白い最新刊でした。満足!





高柴