最遊記外伝

高柴です



まいまいに貸してもらった最遊記外伝の感想です。(金蟬の蟬はケータイでは表示されないので代わりに蝉を使います)


とにかく泣いた。ってかんじですね。
セリフのひとつひとつが重くて温かくて優しくて、4人がいとおしくてしかたがなかったです。
捲簾のずっと痛え
とか
天蓬の本当はね、なんだっていいんです
とか、もう惚れる以外にどうしろと?
2人のやりとりはすべて好きですが、やはり最後の別れるときの
またあとでな
が一番好きです。
おそらくもう会えないだろうと思っているし、覚悟もできているけれど、
じゃあな
と言ってしまうと残される相手が辛くなるだろう。だから
またあとでな
っていうのは捲簾の優しさで、彼の優しさをよく知っているから天蓬もすべてをわかったうえで
ええまたあとで
って返したんだと思います。
まぁ、間違ってるかもしれませんけど、私はそう受け取りました。
捲簾は考えるより先に体が勝手に動いてしまって自分の身や立場を危うくしてしまうタイプで、天蓬は一瞬で考えてそして自分の立場を危うくするほうをあえて選ぶタイプですね。どちらも自分の選択に一切後悔しない潔さがカッコいいです。

でも、捲簾って普通に頭のキレる人ですよね。…悟浄もっと頑張れ。捲簾に負けてるぞ?
あ、それを言ったら八戒もか。天蓬最強すぎますからね…。
とにかくどちらもイイ男すぎて最期がつらかったです。

最遊記では4人とも戦闘能力がすごいですが、外伝は戦闘は捲簾と天蓬が主に頑張るかんじだったので、彼ら2人のかっこよさが際立っていて本当に素敵でした。
そして金蝉ー!!
次は必ず俺がお前に手を差し出すから
号泣。私号泣。
ひねくれてるけど、育ちが良いせいか三蔵より素直な気がします。悟空に会えたおかげで彼は「生きて」そして死ねたんじゃないかなぁ。ある意味、4人の中では彼が一番幸せだったように見えました。
しかしもう悟空が可哀想で可哀想で…。いつか記憶が戻る日がくるのでしょうか…。
最遊記の悟空も可愛いですが、外伝の悟空は可愛いとかそういうレベルを超越しています。持って帰りたい可愛さです(笑)


峰倉さんは、最遊記と外伝のキャラはまったくの別物で、生まれ変わりとかそういうことを意識して描いていないとハッキリおっしゃってますけど、私は外伝の4人がいたから最遊記の4人がいるのだと、そう思いたいですね。それは生まれ変わりとかじゃなく、外伝の4人の存在や彼らが残したものが今に繋がっていると信じたいのです。



最遊記ってまだ完結していないんですよね?
作者の峰倉さんが大変なご病気になられたとか…。退院されているみたいですが、とても心配です。漫画も読みたいですが、それ以上に早く元気になっていただきたいです。なんといってもキャラたちのお母さんですからね。
峰倉さんといえば、外伝1巻の作者からのひとことメッセージの自画像で、鳴り続ける目覚まし時計を叩きながらもしもし?もしもし?と言う峰倉さんの絵が載っていました。
あれ超わかる(笑)
私もよくやっちゃいます。しかし最近はケータイのアラームを使っているため、とりあえずボタンを押すのでアラームは止まります。
困るのがケータイのアラームを止めようとして頑張って目覚まし時計を叩いているとき。アレ?なんで止まらないの!?と焦って何度も目覚まし時計を叩く私。そりゃ止まらないよ…。
寝起きは良いのですが、たまに寝ぼけるんですよねぇ。



とにかくとてもよかったです。まいまい本当にありがとうっ!!
しかし、外伝を読むと最遊記が読みたくなり、最遊記を読むと外伝が読みたくなるので最遊記無限ループにハマりこんで抜け出せなくなって困っています。4日には夏目友人帳も出るし、読みたい本もたまっているのでそろそろ抜けねば。峰倉さんの絵って中毒性でも持ってるんじゃないかと思います。だってずーっと絵から目を離せないんですもの。はぁカッコイイ(うっとり)




高柴