火車

高柴です


お正月に会った友人からすすめられ、昨日やっと重い腰をあげて宮部みゆきさんの「火車」を読みました。
宮部さんの作品と相性が悪いのか、なぜかこれまで読んだ宮部さんの作品は時代モノもミステリも「…微妙」というのが多く、この超有名作品にもなかなか手が出なかったというか、コレがダメだったらもう宮部作品読めないかもという気持ちがどこかにあったりして躊躇していたのですが…
杞憂でした
面白かったです。すっごい好みってわけではないのですが、一気に読ませてくれました。途中でやめられなかったです。殺人や犯罪があって犯人を見つけていく…という流れではなくある女性の失踪という特に犯罪の気配を感じられない「出来事」がどんどん大きく膨れ上がってもっとも重い「犯罪」につながっていく…
という流れが良かったです。じわじわ怖い話でした。スリリングとか手に汗を握るというミステリも大好きですが、こういうふっと怖くなる展開のミステリも好きです。
やっぱり宮部さんって面白いんだな〜。また評判の良さそうな本を読んでみようっと。



高柴