エッセイ

高柴です

先日から電車で少しずつ読んでいた酒井順子さんの「ホメるが勝ち!」を今日読み終えました。
私は普段、あまりエッセイは読まないのですが、たまに気が向いたら買ったりします。でも、エッセイでコレ当たり!って思った事って少ないです。
今まで面白かったエッセイといえば、北尾トロさんの「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」とか奥田英朗さんの「泳いで帰れ」とかですかね〜。今すぐ思いつくのはそれくらいかな。
で、「ホメるが勝ち!」ですが、コラコラ酒井さん!そんなにいろいろバラしちゃダメでしょ!と、私をヒヤリとさせるものでした(笑)本当に女の意地悪な部分を鋭く突く人ですよね。思い当たるフシがありすぎて、笑ったり苦笑いしたり…。
これは、あんまり純粋な心優しい人にはオススメできません。私レベルの意地の悪さを持つ女性にオススメ。ま、でもちょっと大げさに言い過ぎだなーってかんじですね。みんな心のどこかにこういう意地悪な部分も持っているけど、全部がそうじゃないと思います。だから、これは大げさに言ってるナって理解して酒井さんの文章を楽しめる人じゃないと、いちいち真に受けるタイプだと人間不信になりそうです(笑)
負け犬で有名になった酒井さんですが、私は「結婚疲労宴」が大好きなんです。

結婚疲労宴 (講談社文庫)

結婚疲労宴 (講談社文庫)

超面白い!酒井さんとは、だいたい3割くらい考え方がまったく合わないなぁとエッセイを読んでいて感じるのですが、この「結婚疲労宴」はほぼ意見が一致!酒井さんの肩をバシバシ叩きたいくらい「分かる分かる!」の連続でした。特にこれから結婚式に行く機会が増える20代女性にオススメです。結婚式を見る目が変わるかも!?


高柴