ジョーカー・ゲーム

寒いですね!!
高柴です


昨日、ゴールデンスランバーっていつのこのミスだっけ?と思い調べたら2009年だったのですが、あのとき2位がジョーカー・ゲームだったんですね。…ジョーカー・ゲームのほうが面白かったんじゃ…短編集は不利なのかしら?

柳広司さんの作品であるジョーカー・ゲームは、第2次世界大戦勃発直前、圧倒的な存在感と頭脳を持つ元スパイの結城中佐がスパイ養成学校を作り、そこを卒業した超優秀なスパイたちが世界各国で中佐の指示を受けて活躍するという話。
ああっ!私の文章力ではすごいダサイ話に見える!!でもこれはもうひたすらカッコイイカッコイイカッコイイー!!!話なのです。話に惚れますな。

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

続編にダブル・ジョーカーがあります。これもカッコイイですが、やはり前作を凌ぐ出来とは言い難いですね。
ジョーカー・ゲームを読んだ後、本屋さんでトーキョー・プリズンという柳さんの作品を見つけ、わーい♪と迷わず購入。
読後…
な ん だ コ レ ・・・・・・
いやだってトリックの要がオウムなんですよ?あ、もちろん鳥のね。オウムって…オウムって…
実行犯はオウム使いかっ!!
読んだ後しばらく呆然としていました。
この前ちょこっと話題になってた東野圭吾さんの「白銀ジャック」と同時に文庫で出ていた「パルテノン」にも興味があったのですが、コピーが柳広司の原点云々だったので、そっと本棚に戻しました。「白銀ジャック」と同じく新刊が文庫化したのかとちょっと期待したのですが、そう甘くはないですね。
でもやっぱり気になったので、さりげなく父に読んでみるように勧めてみました。父は超ヘビーリーダーのミステリマニアなので、父が面白いと言えば安心して読めると思って(笑)しかし父は断固拒否。どうやら父もジョーカー・ゲーム面白い→トーキョー・プリズン発見→わーい♪→なんだコレ!!をやっていたらしく…。似たもの父娘です。
そんなわけで、柳さんの作品では「パルテノン」と「饗宴 ソクラテス最後の事件」が気になるけどいつも後回しになってしまいます。
誰か私と似た読書傾向の方、この2作品の感想を教えてください(笑)



高柴