軍師官兵衛第23回「半兵衛の遺言」

高柴です


大河ドラマ軍師官兵衛第23話「半兵衛の遺言」の感想です。
土牢から善助たちに助け出された官兵衛は、秀吉の意向ですぐに信長のもとへ向かう。変わり果てた官兵衛の姿を見て、信長はさすがに官兵衛は裏切っていなかったことを悟る。そこへ秀吉に呼ばれて現れたのは死んだと聞かされていた松寿丸だった。松寿丸は半兵衛がかくまっていたと聞き、信長はすべて許すと言う。
信長の村重への激しい怒りは捕らえた荒木家の縁者の女性や子供たちにぶつけられ、すべて殺されてしまう。
衰弱した官兵衛は善助たちと有馬温泉で養生をしていた。しかし一番重傷だった足は元に戻りそうにない。そこへ村重の妻、だしが死んだという知らせを聞き官兵衛はさらに落ち込む。励まそうとする妻の光にも苛立ちをぶつけるほど心が弱った官兵衛に松寿丸が差し出したのは半兵衛が松寿丸に託した軍配だった。
半兵衛の思いを知り、官兵衛はようやく気持ちを持ち直す。


松寿丸との再会シーンに涙。松寿丸は死んだと思ってるときの官兵衛と善助たちの信長を見る目がめちゃくちゃ鋭くて、やり場のない怒りを湛えて
いるのがよくわかりました。そこへ現れる可愛い松寿丸。ホントなんて可愛いの。母親の光と再会したときのほうが子供っぽくて、また涙。
村重にそろそろ、アンタとっくに負けてるよ、って誰か教えてあげてほしい。でもあの人、きっちり逃げてちゃっかり生き残るんだからスゴイ人だなと思いますね。どうやって生活してたんだろう??助けてくれる人がいたんでしょうね。
だしが村重を恨んでいないって言い切ったのがすごく良かった。その方が、だしにとってもよかったと思います。恨みながら死ぬのはしんどいでしょうから。
官兵衛の足を気にした善助が、やっぱりもっと早く助けていればと悔いて、九郎右衛門が我々が支えればいいことだと答えるシーンが好きです。慎重派だった善助が悔いを口にして、早く助けようと動いていた九郎右衛門がさりげなくそれをなぐさめたんですよね。本当に良い家臣たちだなぁと思います。
ストーリーには関係ないですが温泉が気持ちよさそうでした。当時、畿内にはあまり温泉がなくて有馬温泉は大人気だったとか。ちょっと行ってみたくなりました。