軍師官兵衛第16回「上月城の守り」

高柴です


大河ドラマ軍師官兵衛第16話「上月城の守り」の感想です。
別所の三木が毛利に寝がえり、織田につくことでまとまりかけていた播磨は再びバラバラになる。そんな中、とうとう毛利が重い腰を上げて東へ軍を進めてきた。その数、5万。圧倒的な数に言葉を失う官兵衛たちは、織田軍の西の要である上月城をなんとか守ろうとする。しかし、上月城の重要性を同じく理解している毛利軍は、その巨大な軍をまず上月城に向ける。
上月城には尼子家の再興のために織田についた尼子勝久山中鹿介が700の手勢を率いて入っている。思ったより兵が集まっていないことに官兵衛はあせるが、必ず織田の援軍は来るはずと鹿介を励ます。
官兵衛の進言で秀吉は本陣を姫路城から書写山に移す。上月城を助けるための援軍を得ようと秀吉と官兵衛は奮闘するがうまくいかず、さらに半兵衛が病に倒れてしまう。
一方、光は毛利に寝返った実兄の櫛橋左京進を説得しようと志方城に入る。しかし兄の説得には失敗。兄妹は最後となるであろう言葉を交わす。
籠城をしている上月城には限界が近づいていた。秀吉は最後の手段で信長に直訴するが、三木城攻めを優先したい信長は上月城を見捨てよと非情な命を下す。


信長の冷たく恐ろしい面が濃くなり、荒木村重の顔つきがいよいよ変わってきました。ホント役者さんってスゴイな!!なにより中谷光のこぼれそうでこぼれない涙が毎回本当にすごい。涙で目がキラッキラ。こっちは女優じゃないから普通に目から流してます。どうすりゃあんなに綺麗に目に涙が留まるんだろう…。
京進とのやりとりはよかったですね。左京進がお兄ちゃんって感じで。でもわたしはだまされないぞ、アイツは官兵衛に嫌がらせしてきた悪い奴だったはず。
光を諭す職隆もよかった。職隆にとって、幼くして嫁いできた光は実の娘のようにかわいい存在だったのかもしれません。
上月城が本当に気の毒すぎて…。三木城にこだわる信長とその意を汲む家臣たちの気持ちもわかるんですが、でもやっぱり悲劇だと思います。その信長の激しい憎悪の対象になった三木城がどうなったかは…あまりじっくり見たくはないですね。