軍師官兵衛第12回「人質松寿丸」

高柴です


大河ドラマ軍師官兵衛第12話「人質松寿丸」の感想です。
信長から、播磨の主だった家に人質を差し出すようにという命が下る。
龍野の赤松と三木の別所はすぐに差し出すが、小寺家は嫡男斎が病弱なためという理由で何度も延期を申し出る。しかしとうとう時間がなくなり、官兵衛は斎の代わりに自分のたったひとりの子、松寿丸を人質に差し出すことを決める。妻の光は大反対するが、松寿丸自身が父と黒田家のために人質になると言い、松寿丸が人質となることが決まる。
信長は松寿丸を連れてきた官兵衛に、松寿丸を秀吉に預けることを許す。
そしてとうとう秀吉が播磨へ。毛利との戦いが始まる。


今回は涙なしには見られなかった。
前から思ってましたが、光が良すぎる。10話の官兵衛浮気疑惑で、誤解だとわかったときの本当にホッとしたように笑う光の表情にキュンとしてから彼女のファンです。
松寿丸が人質に。実際の光はどうだったんだろうと考えてしまいました。すぐに覚悟を決められたのか、最後まで悲しんだのか。今回の光の、目に涙をためつつそれを決してこぼさない表情にこちらがウルウル。たった一人の子ですからね。ドラマを見てると、本当になんで側室もたなかったんだろうなーと考えてしまいます。綺麗な人だったらしいですが、14歳で嫁いできた光のことが本当に愛おしかったのかもしれませんね。
父子の情などわからぬ、と言い放った信長。でもきっとそんなことはなかったはず。特に長男はなかなか良くできた人だったみたいですし。父の気持ちがわかるからこそ、信長は松寿丸を秀吉に預けたのでしょう。官兵衛も、気安い秀吉なら少しは安心なのではないかという信長の心配りだったのだと思います。