夏目友人帳13巻

高柴です


夏目友人帳13巻が発売されましたね。待ち焦がれてましたよ〜。

夏目友人帳 13 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 13 (花とゆめCOMICS)

以下、簡単なあらすじと感想。ネタバレありますのでご注意を。



52・53・54話「連鎖の陰」
夏目の前に再び的場が現れる。警戒する夏目に的場は最近妖祓い人が襲われる事件が多発していることを告げ、夏目の協力を要請する。どうやら犯人は妖に操られた術師らしく、誰が操られているのかわからないので「会合」を開いて術師を集め一気にカタをつけようという計画で、夏目もその会合に出席するように言われる。術師が襲われているということで名取の身を案じた夏目は的場に協力することに。
夏目は的場の式に変装して会合に参加。的場や参加者の言葉の端々から少しずつ彼らの内情を感じ取る。結局、夏目とニャンコ先生が術師から妖を追い出し的場が止めをさすことで騒動は終息したが、やはり的場は食えない相手で夏目の彼に対する不信感は変わらぬまま二人は別れる。


名取さんもきっちり出てきました。なんかだいぶ柔らかくなったような?出番があって良かったです。
ニャンコ先生が相変わらず可愛くて!!七辻屋のビニール袋を背負った姿があんなに可愛いなんて反則レベル。的場の別邸の結界に当てられて珍しくダウンしてる先生も面白かったです。ニャンコ先生はだいぶ夏目の気持ちを理解できるようになってるなぁとかしみじみ思うこともあって今回はこのコンビにわくわく。
いろいろ知らなかった術師たちの内情とかも垣間見えて興味深かったです。


特別編10話「西村と夏目」
西村と夏目の出会いのお話。
西村は転校してきた夏目とあることをきっかけに少しずつ話をするようになる。ある日、学校の帰りに倒れている夏目を見つけ、貧血だという彼を自分の家に連れて帰る。しかし夏目は何かに追われるようにひきとめる西村を振り切って帰ってしまい、西村はなんとなく気まずさを感じて夏目を避けるようになる。状況が打開できない中、西村は本屋で偶然夏目と鉢合わせ、自分でもわからないまま夏目にキツイ言葉をかけてしまう。そしてそのまま夏目の前から逃げた西村はいつの間にか不気味な森に入り込み山道の斜面から滑り落ちる。そのまま気を失った西村は夏目が猫を話をしている夢をみる…。


みたいな話。とってもじんわり良いお話でした。思わず涙が…。西村から見ると夏目ってやっぱり不思議な子だなぁと改めて実感。いい子ですよね、西村。



特別編11話「北本と夏目」
北本と夏目の出会いのお話。
北本は西村から夏目の話を聞くが、夏目のことを近づきにくいと感じる北本は最初少し警戒する。北本は父親が病み上がりのために進路について悩んでいたが、ある日先生との進路相談を終えて帰ろうとするとなぜか学校から出られなくなっていた。夏目が誰かと話す声が聞こえてそこへ向かうと夏目しかおらず、夏目は北本に待つように言って姿を消す。しかし夏目を心配して彼を探した北本は夏目とともに少し不思議な体験をする。


みたいな話。さりげなく田沼も出てきて面白かったです。どちらもいい友達だなぁと。この特別編では西村と北本の家族も出てきて彼らの背景が良くわかって楽しかったです。確かに西村はお兄ちゃんいそうだなぁとか北本は妹いそうだなぁとか。


この巻は柱もなかなか興味深かったです。名取さんの式の瓜姫と笹後は夏目のことをあまりよく思っていないから名取さんが夏目と会うときは二人をひっこめてしまうとか。田沼は落ち着いたキャラなのに夏目と会うと仲良くなろうとしてそわそわしだして夏目もつられてそわそわしてしまうとか(笑)ナルホドな〜という設定がいろいろ書いてあって面白かったです。
次の巻は夏か〜長いな…



高柴